墓石・石碑・記念碑・供養塔

墓石に向いている石としては、 ・風化や劣化に強い石で、言いかえれば硬度が高く、耐久性が有って壊れない石 ・美しさが長続きする様な、経年変化が少ない石と言えるでしょう。 その他、吸水率、圧縮強度など数値化されたデータで確認できる観点はあると思います。

お墓は一生に何度も建てるものではありませんから、わからないことばかりでしょうし、世代を超えて祀られ引き継がれていくものですから、慎重に検討したいものです。 まずは、じっくりお話を聞いてわかりやすく説明をしてくれ、決して慌てさせること無くお客様の想いに合わせて、提案をしてくれる石材店を選んでください。 親切な石材店は、石の特徴、性質、どんな加工、どんな施工、仏事に至るまで、詳しく説明してくれますし、共通した石材名で加工地も教えてくれるはずです。 また、アフターサービス、保証がしっかりしていることも大切です。

近年、仕事や結婚、親族の諸事情といったさまざまな理由から、お墓が自宅から遠くなったためお墓の維持・管理が難しくなり、お墓の移動・移転を検討する方もいらっしゃるのではないでしょうか。 お墓や遺骨を他の場所に移すことを改葬（かいそう）といいます。改葬の手続きに必要な書類等がありますので事前に必要書類を確認してください。改葬の流れの中で石材店の役割としては、「墓石の解体・撤去・処分」「遺骨の取出し」です。 この他に、改葬元から改葬先に墓石を移動することを考えられる場合は、運搬費用がかかります。改葬先で新たに墓石を立てたほうが経費を抑えられることもあるため、そのような相談は石材店にあらかじめ相談してみるといいと思います。

墓じまいとはお墓を解体・撤去すること、改葬とは現在のお墓から新しいお墓へと遺骨を葬り直すことを指します。改葬には様々な段取りを踏まなければなりませんが、その段取りのひとつとして墓じまいがあると言って良いでしょう。